シャッターは閉まっている
大阪には、4/25より三度目となる緊急事態宣言が発令され、一旦5/11まで飲食店などには休業要請が出されている。
働いて、飲んで食って、寝る。
そのループ。
という人類の生業の根本を体現したようなこの街も景色も変わっている。
多くの店舗はシャッターを閉め、眠ってしまった。
こんな状況、ふた昔前なら「どこで飯え!つーんだ。労働者に栄養よこせ!」とすわ暴動まがいだと思うのだが、みんなコンビニやひっそりカラオケなし・酒類提供なしで営業する店で欲求を満たしているのだろう。
ドンキも玉出も健在だしな。
有名店も閉まっている
ホルモンの有名店である「やまき」や「中ちゃん」の休業貼り紙。
四角公園近くの「100円お好み焼き」の屋台も閉めている。
喫茶店も、スナックも、壊滅的
厚切りベーコンはお預けである。
福岡から西成にやって来たM君と夕飯を食った「日松亭」も酒類提供を中止して営業中。
ちなみにM君からはLINEが来て、飯場で元気にやっているようだ。
「連休明けは人手が足りなくなる」
との情報ももらった。
M君は腕一本、身ひとつで稼いでいる。
頑張れM君。
そして、たまには頑張れ、俺。
延長の連続で貼り紙を取り替えるの、面倒になってきたお店も
どうやら、5月いっぱいまで宣言が延長されそうな気配。
もう、書き直すスペース無くなるよ。
たくましく営業するお店もあるが、このまま潰えてしまうお店もあるのかも知れない。
僕が恒常的に稼いで、飲みに行けるようになるまで踏ん張ってくださいね。
「休業貼り紙コレクション」とか掲げながら、この程度の画像しかないです。
詐欺ってごめんなさい。
以下、気になった落書き系
「〜よ」
のリズムが心地よいヒップホップマインド。
「フレンド」と「運命」
が運命共同体であることを宣誓したような郵便箱。
とにかく内容は把握できずとも、怨嗟に満ちていることだけは伝わる。
「ウイルスに勝つぞ!」
ではなく、
「ウイルスにかかるぞ!」
と書いてあるのが謎である。
突如現れた計算式。
ラマヌジャンとか、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のマット・デイモンみたいな数学の天才が突然閃いて、手近のボードに自分の思考を書き連ねたかのよう。
多分、建築の構造とかの計算なのだろうけど。
ド文系の僕の目には、天才の所業にしか見えません。
あー、アレか「天才数学者」の喩えには、『ガリレオ』の福山雅治って書けば良かった。
この辺が、昭和体質。
西成あいりん地区だけでなく、店舗にとっては厳しい季節が訪れ、その収束も予測できない現状ですが、どうしたって明日は来る。
必死こいて、前向いて生きていくだけです。
これは誰あろう自分の胸のうちに言い聞かせている言葉でもあります。
以上、西成の現場からでしたー。