暮らす西成~大阪市西成区あいりん地区に潜伏する

住所不定無職。大阪市西成区のあいりん地区で働きながら生きていこうと思います。アンダーカバーか、ミイラ取りがミイラになるか。

【西成のお店】しぼりたて豆乳と即席麺へのお湯。

現在の食生活に、何が不足してるか? 豆腐ではないか。
大豆よこせ。

西成に来る前には、週2ペースで牛乳1ℓパックを飲み干していた気がする。
しかもなんと贅沢なことに、パスチャライズ牛乳なぞという低温殺菌の美味しいミルクに舌鼓を打っていた。遠い過去だな、贅沢していたあの頃。パスチャライズでこさえるフルーチェとか最高だった。今年の夏は、フルチェらなかった生涯初の夏であったかも知れない。
もう一生フルーチェを囲んだ食卓で、笑顔あふれるパーティーとかしないんだろう。
そんなパーティーしたことはないが。
大豆をよこせ。

そこで、井上商店へ。

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豆乳を飲む

このお店の前を通るたびに、視界に入ってくる魅力的な文字列。
「しぼりたて豆乳」
しぼって、すぐ。もうしぼった、そばの豆の乳である。
安直なイメージとしては、乳牛の乳首にしゃぶりつく勢いであるが、豆乳とはそうしたモノではない。
ああ魅力的。

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朝の早いであろう豆腐店
昼を少し回った時間帯であるが、店内に入るとおかみさんは洗い物をしており、店じまいが近そう。

「こんにちは。豆乳ありますか?」

洗い物の手を止め前かけで濡れた手を拭い、冷蔵庫から豆乳がなみなみに詰まった容器を出してくれ、

「今、飲まれる?」

「はい、すぐ飲みます」

紙コップに注いでくれる。
100円玉をおかみさんに渡す。

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大豆だなぁ、大豆を感じる。

ソリッドで喉越しにキレがある。
アルコールよりもよっぽど美味い。
ああ、フルーチェ食べたい。牛乳多めでゆるく作ったフルーチェをゴクゴク流しこみたい。
フルーチェよこせ。

軽くお話しを伺いたかったのだが、おかみさんは忙しそうに後片付けを進めておられる。

「美味しいですね!」

軽くうなづいたおかみさんの微笑みをもらって、退散。
今度の労働のあとには、井上商店のしぼりたて豆乳で決まりだ。
フルーチェは作りたいけれど、器が無い。器を常備する器のない男である。
ちなみに豆乳でフルーチェを作ると固まらない場合がある。気を付けてください。

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お湯をもらう

あいりん地区に戻り、昼メシを探す。

そういえば、また「しぼりたて牛乳」の貼り紙を見かけたときのような記憶が蘇る。

「ラーメン」

の文字列。

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違った。

「ラーメン室」

だった。

 

こちら、「ふるさとの家」は、ホームレスの人たちに憩いを提供してくれている。

2階には、自由に出入りできる部屋や、無料で散髪してくれるサービスもある。

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こちらでも散髪してもらわにゃならんなぁ。
髪が伸びるスピードと、散髪してもらいたい欲求のバランスが整わない。

 

nishinari-lives.com

 

写真を撮っていると、シスターに「おっちゃんらの顔は撮らんといてな」と話しかけられる。
すみません、承知です。

 

ふるさとの家、一階の「ラーメン室」を利用するために、ラーメンを買いに行く。
ラーメン室でラーメンを食べないで、なにがラーメン室か。

商店街の「田中米穀店」にて、120円で、
AKAGI 中華そば を購入。

「お箸は5円いただくけど、どうされます?」

きっと、割り箸は「ラーメン室」にある。と思う。
5円節約成功。

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「ラーメン室」

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奥には、自由に使えるガスコンロがあるので、備え付けの鍋に水を注ぎ火を点ける。

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沸騰待ち。

と、右手を見ると、オッチャンがお湯で作るアルファ米に直接蛇口からお湯を注ぎ入れているではないか!

おお、直でお湯いけたんかい。

「そこなら、直でお湯いけるんですね」

「そうや、沸かさんでいいんや。カップ麺やろ?」

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ガス火は消して、鍋をゆすぎ戻す。
今度、ガスコンロ借りる時は、袋麺を茹でる時だ。

懸念点であった割り箸も、ある。
ありがとうございます。

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コロナ対策のパーテーションで仕切られたスペースで黙食。
一蘭の味集中システムを思わせる趣である。

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雨の日、疲れた日、寒い日、誰かと話したい日。
そして、ラーメンを作って食べたい日。
生きてりゃ色々ある。

こんな場所があることに感謝したい。

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あいりん地区から「花畑」が消えた。

西成あいりん地区には通称
「花畑」
と呼ばれるフェンスに囲まれた緑あふれるゾーンがある。

それは、大阪メトロ堺筋線9番出口の階段を登り、右手の阪堺線高架を潜るとあらわれる三角州状の土地。

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「花畑」
とは、菜園として色とりどりの植物を実らせた状態を指すが、同時にこの場所に花を植えている主が、ぬいぐるみやメッセージを書いた看板を飾って、いわゆる電波の香りも漂わせていることによる「お花畑」的な意味合いも含んだ呼称だろう。

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この画像は、昨年の夏に撮影したが、カメラを構えていると突然ミニオンやドラちゃんが動き、驚かされた。

フェンスの中を覗くと、ぬいぐるみに繋いだ「てぐす」を引っ張って、ミニオンを自在に動かすこの「花畑」の主であるオッチャンと目が合い、彼は朗らかに笑っていた。

 

あいりん地区内にあっても、カオティックこのうえないこの「花畑」は、この地を訪れた多くの人が紹介している。

ameblo.jp

blog.taisukedouga.jp

nishinari-hotel.hatenablog.com

ポン酢さんのブログ『底辺サバイバー』
には、「花畑」が住民によって守られた経緯が紹介されている。
なるほどです!

 

西成に通っている頃は、地下鉄を利用していたため「花畑」をチラ見しながらあいりん地区に進入していくルートをよく通っていたのだが、西成暮らしを始めるようになって、「花畑」の存在を物珍しく感じなくなっていた。

ので、確認していなかったのだが、この間よくよく眺めると、消えていた。
「花畑」
は消失していた!

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かつてこの「花畑」のカオスでファンキーな光景をコントロールしていた主はどこに行ったのか?

美しく咲いていた花々の名残りみたいな朝顔の紫はかろうじて味わえるが、コロナへ立ち向かう気概あふれた手書き看板も、壁沿いに積み上げられた空き缶も、突然動き出すキャラクターぬいぐるみも、跡形もない。

ただ、夏を経て盛大に生い茂った草花を管理する人はもういないのか。

 

花畑の向かいにある酒類自販機の奥、チューハイの缶を補充していた方に話を聞いた。

「ここって、前までぬいぐるみとか、キレイな花とか、飾ってましたよね?」

「ああー、もう半年くらい前かなぁ。市の役人が来て全部どかしてもうたんや。そないなことせんでもエエのにな」

「そうなんですね。あのオッチャンはどうしてるんでしょうね?」

「どうなんやろな、そこまでは知らんけど。とにかく、バシャーっといっぺんに捨ててしまいよったな、役人連中が。正直ありがたかったんやけどな、この辺の奴らみんな空き缶とかポイポイ捨てよるやろ?それをみんなあのオッサンが片付けてくれるし、花もなカラフルで見栄え良かったやろ」

「まあ、厳密に言えば行政の土地だから、仕方ないんですかね」

「大目に見られてきてたんやけどな、なんや知らん急にやりよったな。それぐらい許したれ!と思うわな、ホンマ」

 

かくして、あいりん地区の「花畑」はすっかり消え去った。

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この場所は、ある種の善意が産んだお花畑であり、善意によって守られてきた景観であったはずだ。役所もなんか他にやることあるんちゃうかなぁ、とか。

街場は、いつも流動的で、ゆっくりと変わっていくものだろうが、半年も気が付かなったのか。不明を恥じる。
おそらくは、生きがいを感じながら「花畑」を形作ってきたオッチャンが、今どうしているのかはわからない。どこかで出会えたら、話を聞いてみたいひとりである。

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西成から遠隔地へ、期日前投票する。

参政権を使う

第49回衆議院総選挙の投票日が、来週10/31に近付いた。

ちなみに僕は、選挙というか開票速報をテレビ観戦するのがガキの頃から好きで、総選挙の翌月曜日は、たいてい仮病を使って学校を休み、前日の寝不足を解消したものである。
その大きさに関わらず、自分に投票権がある選挙には押し並べて参加してきたので、今回も納税義務と引き換えに、立候補者の生殺与奪権を行使できるオープンゲームに参加しないのは訳にはいかない。参加したゲームでなければ楽しめない。

毎回の投票行動は、納得した上で行使しているが、一度アントニオ猪木を擁した「スポーツ平和党」に投票してしまった事は僅かに後悔しておる。あの頃は、プロレス者の必須図書であった週刊プロレスも猪木推しだった。これにより、偏ったメディアばかりに接していてはいけないのだな、というメディアリテラシーを学んだ。ような気がする。
だだし、高田延彦を擁した「さわやか新党」には投票しなかったので、自分を褒めてあげたい。

かつては芸術分野のはしっこに居た「マンガ」。漫画家のことを「先生」と呼ぶのは、一種の自虐を含めた漫画というカテゴリーの底上げを願った慣習だったのではないか、と考えるが、プロレスというスポーツ分野にも、エンタメ業界にも属せない日陰者が次から次に「議員先生」を目指すのは、被差別ジャンルに属する卑屈さの表れなのだろうか。
猪木のように国会に卍固めしなくても、船木誠勝のように役者に憧れなくても、あなたたちプロレスラーは、プロレスラーのままで、僕らの先生だよ。

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「頑張っている」ふりをしているだけ

まだ、参政権を持ってなかった高校生の頃。
ひと月ほど、青春18きっぷで全国を野宿しながら彷徨っていた夏休みがあった。
(その30年後も、まだ野宿して、彷徨っているとはな!絶望…)

ある日、東京中野の路地裏で、ハンドマイクを片手に街宣活動している女性立候補者を見かけた。
彼女の周囲には人っ子ひとりおらず、ときおり通る通行人に訝しげな視線を投げかけられながらも、熱心さだけは伝わる語調で、未来への希望めいた演説をしていた。

選挙に出るような人は、「理想に燃えて、実直で、誠実で偉い大人」なんだろうという幻想を持っていた僕は、ただ一人の聴衆となり、彼女の演説を15分ほど立ち聞きした。
演説中は、僕と一切目を合わせなかったその立候補者は、やがて誰にも届かない感謝の言葉を述べてマイクを置いた。

「君、いくつ?」

「高2です」

「そうか。ご両親はこちらの方?」

「いや、夏休みで遊びに東京に来てるんです」

「そうか、じゃあお父さんによろしく!とも言えないね。どうだった私のお話は?」

「よく、わかりませんでしたけど、頑張ってるなぁ、とだけ思いました」

「そうね。ハッキリ言うけどね、頑張ってもいないんだよ。私らは、この選挙期間だけ2週間だけ頑張ってるフリをしてるだけ。当選するために、この期間だけ舌を出しながら、嘘の笑顔で喋ってるだけ。あなたのご両親や、あなたの方がよっぽど毎日頑張ってるんだよ、本当の意味でね。こんな事あなたに言ってもだけど…、よく憶えておいてね」

短い会話を交わしたあと、その立候補者はトラメガとスピーカーを抱えて、近くの雑居ビルに消えていった。

よく憶えている。
彼女との会話のあと、テレビに映る選挙期間中の「雨に打たれながら」「スーツ姿のまま田んぼに入る」「涙ながらに」といった扇情的な立候補者の行動は、頑張っているフリをしているんだなと思って見るようになった。
その後当選し、議席を確保して、収入を得、利権を濫用する国会議員の不祥事を目にするにつけ、彼女が言った「頑張っているフリ」という言葉の意味がよく分かるようになった。

期日前投票する

という訳で、頑張っているフリを眺めるのはどうでも良いので、実績とこれからの政策で投票しましょう。

 

西成での安宿生活を始める前に、一旦故郷へ住民票を移した。
よって、遠隔地からの不在者投票になる。

隠しているのも面倒なので、書きますと、僕の住民票は石川県金沢市にあるので、金沢市選挙管理委員会へ「不在者投票宣誓書」を記入し送付、投票用紙を請求せねばならない。
面倒だ。

この宣誓書の書式は、統一されているので、どっかのサイトからDLして、コンビニでプリントアウトする。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000107625.pdf

面倒だ。

Web上で済ませられないので面倒である。
でも、頑張っているフリをして、面倒さを乗り越えることにする。

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この「不在者投票請求書・宣誓書」に必要事項を記入し、先週土曜日に金沢市選挙管理委員会宛てに送ると、4日後には届いたので、大阪私書箱に受け取りに行った。

僕の場合は民間の私書箱と契約しているので無事に受け取れたが、ホテル住まいや居住住所が固定されていない人の場合は、郵便局留などのサービスを利用する必要があるだろう。

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届いた封筒は「開封すんな!開封したら無効!」的な文言がサイトに記載されていたので、封筒は開けずに近くの西成区役所へ。

www.city.osaka.lg.jp

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別室で投票する

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午後2時過ぎに西成区役所に到着。

なぜなら昼過ぎまで寝ていたから。
期日前投票ができる時間は、8時半〜20時(直前の1週間は21時まで)
区役所前では、どこぞの政党の公認候補者が、今から頑張っているフリを始めるようであった。

天王寺あたりには、岸田文雄総理が応援演説に入るような街宣もあったようだが、西成あいりん地区付近では、ほとんど候補者を見かけない。費用対効果を鑑みたら、この辺に来る価値は薄いんでしょうね。キッシーとか来るとは思えんもの。
しかし、キッシーといえば希志あいのを思い浮かべる。岸田文雄はとくに見たくないが、希志あいのが応援に来るのなら、間違いなく見には行く。投票は多分しないけど。多分だ。

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ロビーには、投票所が設けられており、遠隔地への期日前投票がしたい旨を伝える。

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「今、係りのものが来ますのでお待ちください」とのことで、どこぞに電話をかけている。西成区選挙管理委員会は同建物内にあるので、連絡してくれているのだろう。

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3分ほどで、紺のジャンパーを羽織った選挙管理委員会の方が現れ、役所内の面談スペースのような場所へ引率される。

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このスペース内で、係りの方に封筒を手渡すと、彼が開封

中には、不在者投票の説明と投票先(個人・比例)が書かれたペライチ、に加えて透明な袋に入った投票用紙が。

「ああ、そのビニール袋を開封しないでくれ、という意味なんですね」

「ええ、そうです。封筒自体は開封してもらっても良かったんですよ」

「すみません、よくわからなかったんで」

「いえいえ」

選管の方が、透明な袋から投票用紙と投票用紙を入れる封筒(個人・比例政党・裁判官国民審査)を示してくれ、生年月日を聞かれ本人確認される。

「私は席を外しますので、コチラで記入してください」

と、例のプラスチックのボディにペン先がくっつけられたペンを渡される。
クリップペンシル」というのだね。アレ。

 

石川県は、いかんともしがたい強大な保守王国であるので、僕の一票なんざ鼻クソな訳であるが、巷間言われるように選挙とは、
「同じクソの中から、よりましなクソを選ぶ」
作業であるので、鼻クソの価値を万感込めて、クソの名前を記入する。

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投票用紙は、二重に封かんする必要があり、まずは小さい封筒にクソを入れ、

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その内封筒を、ひと回り大きい外封筒に入れ、外封筒には投票者の氏名を書き入れる。

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比例の投票用紙も同じく。

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そして、3通目。
最高裁判官国民審査も同様に。

民意によって、最高裁裁判官を罷免できるというのは名ばかりで、制度実施以降ひとりも辞めさせられていないという全く機能していないクソなシステムである。
今回は、先ごろの「夫婦別姓を認めないことに対して『合憲」としたか、『違憲』としたか」という判断基準があるので、少しは機能するやも知れないが、望み薄である。

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この各裁判官の氏名の上に設けられた欄にハッキリと
「×」
印を記入しなければならない、という所もまたクソなシステムで、「◯」を書いたら無効になり、何も書かなければ信任となる。
この記入方法を反転させて、辞めさせたくない裁判官には「◯」を書き、無記入ならば罷免希望とすれば、結果は違うような気もする。性善説クソ食らえ。
何より、「どうせ辞めさせられないもんね」とたかをくくっている裁判官が、積極的に自らの判決の正当性をアピールしなければ罷免されてしまう、という危機感を持つようなシステムの構築と広報活動に勤しんでもらいたいものである。

もちろん僕は、たくさん「×」を書いた。
頑張っているフリすら見せてくれないような裁判官はクソ・オブ・クソであろう。

ゲームを見守る準備

3通の封かんを終え、選管の方に渡し、投票終了。

「これで、自分がすることはないんですよね?」

「そうです。確かに投票用紙はお預かりして、お送りしておきますのでご安心ください。ご苦労様でした」

 

「ふさわしい候補者がいない」ということの意思表示のために、白紙投票する。
という投票行動をしていた時期もあるのだが、
「白紙投票が一定数集まれば、再選挙」
といったような制度がなければ、結果としては「投票しなかった」ことと変わらないことに気付かされたので、やめた。一応ね、鼻クソでも投じるしかない。

何らかの事情で住民票と居住地が異なる方は、上記の方法を参考にしてください。
まだギリ間に合うのでは。

まあ、面倒で即時性に欠けるシステムですが、こんなクソなシステムを変えるのも、僕らの鼻クソを集めて、でっかいクソにしてぶつけるしかないのではないか。
そんな風にクソはクソなりに思うのでした。

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女装さんに教わろう!「新世界国際劇場」での映画鑑賞ルール。

この世界には、「ルール」がある。

そして、そのルールには明文化されたものと、因習や慣習によった暗黙に固定されたもの、の2種類がある。
ルールを知らずにゲームに参加することは、即ゲームオーバーを意味する。

そして時に、ルールを逸脱するあるいは、その間隙を縫う者も現れる。
ここで思い出すのは、かつてビートたけしがハワイのディスコに赴いた際、その短パン姿を見咎めたバウンサーに、「くるぶしが隠れるようにしろ」と、ドレスコードを指摘され、短パンをずり下げてくるぶしを隠し、ブリーフ丸出しで「これで、どうだ!」と突破しようとした逸話である。流石。

ジャン・ルノワールの映画『ゲームの規則』には、ルールを次々に破っていく上流社会の人々の姿が描かれる。戦火にはわれ関せず、とっかえひっかえに情交する人々。恋愛はいつだってノールール。その物語が死によって閉じられるとしても、誰かが意味のない均衡を保つために作ったルールに殉じて生きるよりは、盛大に豪快に、ルールを無視して生きる方が幸福かも知れない。
でも「ルール」は知りたい。怖いんだもの。

 

そこで、相変わらずの長めの枕のあとに本題。
一見を容易に寄せつけない空気を醸し出す
大阪 「新世界国際劇場」「新世界国際地下劇場」
での過ごし方を女装さんに聞きました。

www.cinema-st.com

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コワモテに見えて、一応最低限のルールを知って接すれば、案外イイ人。
国際劇場はそんな場所かも知れない。ぞ!
映画館での過ごし方、ルールを学ぼう!

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レクチャーしてくれたのは、以前のブログでもお話を伺った女装さんのお二方。
あゆみさん
みのりさん
です。

nishinari-lives.com

nishinari-lives.com

nishinari-lives.com

地下劇場でのルール

ー映画観てて、突然襲われたりすることはないんでしょ?

「突然襲われますよ! 攻め込まれた時に、流されてしまうような人やったら、それはそれは危険な場所。言葉か行動で、しっかり拒否の意思を示さないとガンガン入ってくるし。むしろ口だけで嫌がってる、体だけで嫌がってる、そういうプレイの一環みたいな捉え方をされるので」

「地下の客席の後方のバーに掴まって立ってたら、『痴漢OK』のサイン。女装・ゲイ・プロ、で、場所ごとに棲み分けができてます。痴漢OKの場所に立っているのに、モーションかけられて断ると揉めたり。でも、そんな時は『痴漢あかんのなら、壁際の方に立っとき!」って教えてもらえますよ。みんな意外と優しくて、ルールは教えてくれます」

ー「自分は映画観ます!ハッテンしません!」って言う時は?

「映画観に来た!向こう行け!とハッキリ言うこと。それだけです」

地上国際劇場でのルール

「1階席と2階席がありますけど、基本ハッテンは2階なので。たまーに逸脱した奴は居ますけど、1階の席で観ている分には大丈夫。基本的に、2階のサイドの席、左右でゲイさんと女装さんで棲み分けてます」

ー1階席で女装さんが観ている時もありますよね?

「だから、それで声かけに行く奴は野暮なんですよ。ちゃんと映画観てる。『今、映画観てるから大人しくしとけ!』って言ったら、隣の席でジーッとコッチ見つめてる奴もいますけど、そういう意味じゃないよ!って」

ーそうか。1階にいる女装さんはハッテンする気はないんですね

「たまにね、下着姿でうろついて後ろに行列引き連れてる人もいますけど、それは例外」

ー客席の横とか後ろに立ってたり、館内を歩き回ったりしてる人いるじゃないですか?あれは物色?

「物色ですし、下に居る間は手ェ出されへんから2階に行くまでひっついて行ってる。もしくは、喫煙スペースなら、女装さんの方がOKやったら手ェ出せる、治外法権です」

ーつまり、完全拒否の姿勢で1階で観てれば、一応安全?

「そうですね。ただ、そのルールを誰が知らせるのか?っていう(笑)」

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暗闇でのルール

「あそこ、近畿一円で滅多にかからないようなB級アクションとか結構上映するじゃないですか。調べたら、『あー、国際だけかー』みたいなことありますよね(笑)」

ー面白いプログラムはあるんで、国際行ってみたいなぁという映画好きはいる。でも、女装なりゲイなりという前情報があるから二の足踏んでいる人も多いと思うんですよね

「そうですね。でも、そこを解消するにはどうするか?っていうと… こちら側としては、恐怖を振り切って行ってくれ!と。そもそも、あそこスリとかもめっちゃ怖いですからね。カバンは持って行かない方がいいし、しっかり自衛しておかないと」

ーそういう意味では、絶対安全地帯は…

「ゼロです!(笑)」

 

映画館で流れる館内放送といえば、「携帯切れ」とか「前の席蹴るな」が常套句。
新世界国際の館内放送は、少しその上をいっており、

「映画の上映中は、カバンその他の所持品に充分ご注意ください」

「スリや暴力を見かけた際は警察官まで」

とのアナウンスが流れます。
国際劇場でしか観られないような作品をしっかり凝視しつつ、たまに周囲や背後に目を配り、なるべく手ぶらで、ハッテン行為を希望しなければ声や態度で明確に示しましょう。

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体験としての映画館

「でもね、ホントにみんな結構優しくて、1階の席で隣に座ってきて断っているのに、それでも攻め込もうとしている奴がいたら、他の人が止めてくれたりしますから。
常連女装さんと会うために、ロビーで集まって会話するだけっていう遊び方をする人も多い。まぁ、気が向いたらちょっとオッサンからかってやろうくらいの気持ちで遊びに行く女装さんもいますし。
治安的には、必ずしも安全な場所ではないけれど、それも含めて丸ごと映画と映画館を体感できる場所だと思いますよ」

 

新世界国劇場・新世界国際地下劇場
には、明確なルールはない。
しかし、ルールを知らずに入場しても、ルールを破る輩を咎めてくれる先達たちもいる。
優しい世界。新世界。

迷わず行けよ、行けばわかるさ。
少しの勇気と強固な意思を持って、新世界へ出かけてみよう。

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nishinari-lives.com

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【インタビュー】「新世界東映」支配人・佐々木隆之さん

「昔はね、この新世界あたりに20軒以上映画館あったからね。今はもう串カツばっかりやからね。その串カツにも、もうみんな飽きてきたんちゃう(笑)」

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大阪市浪速区
パリとニューヨークを併せたような景観を持つ大阪の新名所とすべく誕生した「新世界」という繁華街には、1960年代の高度成長期、多くの映画館があり、活況を呈していたというが、現在残る映画館はわずか二館のみ。

以前訪れた「新世界国際劇場」に続き、
新世界東映
の支配人の方にもお話を伺うことができた。

nishinari-lives.com

「新世界東映」は、東映旧作をフィルム上映二本立て1400円で、毎日オールナイト上映。(コロナによる時短営業時を除く)
ピンク映画の「日劇シネマ」、ゲイポルノ映画の「日劇ローズ」を併設する。

2021/10/22からは、先ごろ急逝された千葉真一の追悼特集上映がスタート。

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スクリーンに生きる役者たち

ー支配人は今おいくつですか?

「言わない(笑)
この前亡くなった千葉ちゃんより下ですわ。70代でいっぱい亡くなってるもんね。健さんも、長谷川一夫も、みんなウチでかけてる映画のスターばっかり。かけてる映画に出てる役者は、ほとんど死んでおれへん。
だからどうしても『追悼上映』が増えてしもて、次から次に亡くなってね。北島三郎も、小林旭もね」

ーえっ!その二人なくなったんですか?

「いや、亡くなってませんよ!
怒られてしまいますわ、お前待ってんのか!って(笑)
健さんの時なんか大騒ぎやったんよ。普段けえへんような放送局も来よってね」

ー普段から上映してるのに

「そうよ!」

番組編成について

「ひらめきですよ。なんも考えてへん、考えたら悩んでもうて、決められへん(笑)
色々な組み合わせをね。映画が、好きやからやっとるんですわ、好きでなかったらとっくにおれへん。ただ、ネタがだんだん無くなってきとるんでね。お客とのマッチングやから、小難しい映画やってもね、太宰治とかそんなもんやっても誰も見向きせえへん。
(客層は)やっぱり年配層でしょ、酸いも甘いも噛み分けた人たちやから、ここでかけるのは1950年代60年代の映画。
やっぱり私は人間に興味があるから、昔の役者は個性があるでしょ。高度成長で人間もダラけていって、映画もダラけてしまったんですな。
ピンクやゲイのほうは、編成してません。あれも結構大変で、もうフィルムで新作つくってないんですわ。数がないんですわ。

最近の映画は観ませんけど、『鬼滅の刃』やとかね。別に毛嫌いしてる訳やないけど、あんなん私ら5分も耐えられへん、もう帰らしてもらうわ!てなもんで」

ーもしかしたら、『鬼滅の刃』をかけたら、お客さんがいっぱい来るかも…

「絶対に来ません!
怖がってきませんわ。新世界という土地柄で」

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新世界東映の歴史

「ここの支配人になってから、25年くらいかなぁ。もう支配人になった頃には、映画は斜陽でね、倒れんように食いしばってやってきましたわ。

ここは、昭和24年に芝居小屋として始まってから、映画に切り替えて、昭和27,8年に東映館になって。
さっき言ったように、この辺だけで20何軒映画館があったんです。ここは東宝、向かいが大映、洋画も入ってきて今もある「新世界国際」さんとかね。封切館もあれば、二番館三番館いわゆる名画座もあって、当時のお金で100円もせんかった70円くらいで観られたからね。給料も月10000円くらい?梅田やったら、500円。わー高いなぁ…やけど、新世界は昔から低料金ですわ」

苦肉の策のオールナイト上映で『仁義なき戦い

ー当然、最盛期よりは客の入りは減った?

「そりゃもう雲泥ですわ。東京オリンピックくらいがピークちゃいますか。私は昔は千日前の劇場におったんですけど、『ジョーズ』とか、『エクソシスト』とか、『燃えよドラゴン』はようけ入りました。その時代(1970後半)、千日前の当時の支配人は、あかんなー客入らんなーどないしょ、ってなったら『仁義なき戦い』かけとこ言うてね。5本立てやってね、そしたら1000人くらいワーって来んのよ。
封切って、アカンかったら途中で番組差し替えるんですよ。あの頃はオールナイトやってましたからね。そうしたら、主婦連が猛反発してね。そらお母さんたちも心配やわね、夜中までロクなことせえへんから(笑)
東映がオールナイト始めたら、各社も飛び乗ってね。基本的には、9時10時に上映終わっとたんですよ。でもそれより遅やって客入るんやったら、やったらええやんけ!って」

ー新世界東映が今もオールナイトを続けているのは、理由が?

「そんなもんないですよ。ただ客入れなアカンいうだけ。ただ、オールナイトやっても、入りが良ければええけどね。人件費もかかるしね、その辺の判断は難しい」

ーここで寝たりする人も?

「そらそうですよ。外より安心やからね」

nishinari-lives.com

ーここ、新世界東映で大入りだった映画は?

「やっぱ『仁義』。あれが突出しとるかなぁ。
私はまだここにおらんかったけど、健さんの『日本侠客伝』とか、バカみたいに入ったらしいですわ」

ー『仁義』は今でも入るんじゃないですか?

「そうやね、若い人も来るかな。まあ『仁義』は好評ですわ。ヤクザ映画としては出涸らしみたいなもんなんやけどね。実録モノやから。でも、まあ今でも客は来る、ホントの出涸らしやね(笑)」

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フィルム上映のこだわり

「まあ映画館を続けていくのなら、いずれデジタルにね。でもウチでかけるのは旧作ですから。正直、デジタル信用してないんですわ。4K8Kどないしたんや!って。

フィルムはネガがあって、ポジに焼くでしょ。業界用語で言うと『こする』何遍もかけるから傷んできよるでしょ。それを上手くやるのが映写技師の腕ですよ。ウチでやられてる方は長いですよ。今の若い世代はわからんからね、後継ぎが問題やわね」

ー支配人が上映作品を決めて、東映から借りる訳ですね?

「そう、問屋さんみたいなもんです、ウチは小売。
期限切って、終わったらお返しすると。だから、全部覚えとかんとね、フィルムの状態も分かってなならん。
ニュープリントなんかしてくれませんから、お金出したらしてくれますよ。でも、そんな金あれへんもんね」

これからの新世界東映

ーこの先どれくらい続けていく?

「さぁ、分からんなぁ。
明日、潰れるかもわからん。いやホンマ!冗談抜きで。
ピンクやゲイのほうにほとんど負けてますわ。もちろんピンクやゲイが悪いとかじゃないけど、本来ならコッチも入って欲しいんやけどね」

千葉真一『直撃地獄拳 大逆転』とかは結構入るんじゃないですか?

「どうかなぁ?それより主演デビュー作の『風来坊探偵 赤い谷の惨劇 』ですわ。滅多にかかりません、貴重なね。しかも、深作欣二デビュー作でもあるからね」

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数少なくなったフィルム上映館でかかる映画たちが、軒並み「追悼特集」という形であるのは、なんだか示唆的である。

それでも、すでに「斜陽」と言われた時分から25年「新世界東映」を守り続けてきた支配人の「踏ん張り」でこれからも、絶妙なプログラムを提供し続けてもらいたい!

「明日、潰れるかも知れん!」
と言うのなら今日、観に行こう!
まだきっと「タマは残っとるがよう」

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西成で暮らす。160日目〜164日目「はじめての接客技術」

2021年8月21日〜8月25日

以前、一緒に琵琶湖に出かけた福岡のヤングエクゼクティブが26日には来阪し、共に新潟旅行へ出かけることにあいなった。

 

nishinari-lives.com

旅費もかかるので、ウーバーイーツで稼がねばならない。
しかし、今回も彼は「高野山か?新潟か?」どっちがいい?
と聞いておいて、勝手に新潟行きを決定していた。エクゼクティブのやり口は横暴。

まさに『エグゼクティブ・デシジョン』である。『エグゼクティブ・デシジョン』は、スティーブン・セガールの例の映画だと思って鑑賞していたら、カート・ラッセルに向こうを張るどころか、セガールが早々にあっさり死んでしまうという非セガール映画として展開するので、大変面白い映画である。ここで『エグゼクティブ・デシジョン』を未鑑賞の方にあっさりネタバレしてしまったことをお詫びしたい。
観なくても誰の人生の行方も左右しない映画なので、まだ未鑑賞の方は、
「ああー、セガールが死んじゃうヤツでしょ?」
と知ったかぶりをすれば良い。こんなに使われるアテの薄そうな「知ったか」もないだろう。
ただ、全ての映画はセガールが死んでからが勝負である。
そういう意味で、新潟行きを楽しみたい。どういう意味でもだ。

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緊張感の持続

天気は曇天ながら、傘入らず水入らず。
6時には起床し、7時には配達準備完了。

天満のトランクルームに入るには、二重三重のセキュリティを突破せねばならないのだが、すっかりウーバー稼働の準備を済ませてから、余分なワイヤーロックやカード類、Bluetoothイヤホンを収納し忘れたことに気付く。
追いかけての二重三重のロック解除が面倒だったので、近場の雑居ビルの植え込みに荷物を隠しておくことにする。セキュリティに対峙することへの闘争逃走反応とも言えるだろう。
こうすることで、「あの荷物大丈夫かな?」という安否確認欲求が生まれ、緊張感をもった一日が過ごせる。
コトコト弱火でビーフシチューを煮込んだまま、映画を観に行ったりするのも緊張感の持続に有効だろう。お試しあれ。

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ウーバーイーツには、「この期間で〇〇件配達すればボーナス10,000円」みたいな「クエスト」と称されたインセンティブが発生することがあるのだが、この度は、

「ウーバータクシーのプロモーションカードを配達先で配り、そのクーポンを使って、客がタクシーを利用した際に、1000円/1利用 のボーナス」

という新手のキャンペーンが開始。

先日、私書箱に届いたカードが500枚。
こんなに大量に配れるか!クソが。

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接客の真似事

パチンコの換金に行くような謎の束をいくらか持ち、今日は稼働。

普段は、対面受け渡しの場合でも、ほとんど会話することはないが、

「今、ウーバータクシーのクーポン配ってますので〜」

と、一言付け加えるので、コミュニケーションが増え、結果GOOD評価が増えた。
さすが笑顔が卑屈な竹下クンである。

現金なもので、クーポンという響きは人を立ち止まらせる。
ほとんどの客が

「へー、ありがとう!」「そうなん、どうもですー!」

と快く受け取ってくれる。
まあ、ほとんど成果報酬は見込めないが、殺伐としたウーバーのやりとりに潤いが生まれた気がして、悪くない。

理想の文言としては、商品を渡した後、

「恐れ入ります。今、ウーバータクシーのクーポンをお配りしております。よろしければ、ご利用のご検討をお願いいたします。ありがとうございます!」

と言いたいのだが、焦ったり、商品を渡すのに手間取ったりで、

「あ、これクーポンなんで、タクシーの。よろしくです」

みたいな低脳体たらくな文言しか述べられないケースが続く。
どういう了見でこれまで生きてきたんだろうか?僕は。

30件配ったあたりで、やっとこなれてきて理想に近い口上が使えるようになった。
利用を促すために、

「こちら使用期限が9月30日まで、となっておりますので。お気をつけください!」

と付言するようにした。
早く使って欲しい。1000円おくれ。

タワマンに住んでいる富裕層なら、いつもタクってるんだろうに。
ただ、いくら金を持っていても、玄関先にビニール傘を散らかしているような輩はダメだ。

ただ、クーポン使ってくれたら許す。

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接客の真似事2

さらに、真っ当に生きてきた諸兄ならばすでにお気付きであり、実践もされているだろうと想像するが、客にビニール袋に入った商品を渡す際に、客が受け取り易いように、袋の持ち手部分をまとめて、客の指先に滑り込ますように渡す。
という作法にも最近になって思い至った。

開くと左右に広がる袋の持ち手部分をくるくると丸めてしまうところまでやるのには賛否があるようだが、片手でこちらが持ち手を掴み「ホイ!」と渡すと、互いの手が触れてしまう恐れもあるし、丁寧さに欠けるし、不作法。

まあ、ようやく常識的な接客技術に辿り着いた、遅い!グズでクズ!という話。しかもデブ。

新しき自転車グッズ

また、いつも自転車の後輪をロックしたあとの、鍵をズボンのポケットなどに入れて配達先などで動くのだが、

「鍵!どこに入れてたっけ!」

と、あたふたることもたまにあるので、自転車の鍵を手首や腕など、どんなに胡乱たる僕でもすぐに鍵の在処に気付くことができるように、

スーパーコイル「リストキーコイル」

を導入。

目星をつけていた雑貨屋で購入し、装着を開始して、格段にQOUEL(クオリティ・オブ・ウーバー・イーツ・ライフ)が向上した。
もう、一生ウーバーやるんだろうか、俺…。

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34件、¥14,163であがり。

朝方に植え込みに隠しておいたイヤホンなども無事に回収。

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姿の見えない老婆の声音

日を跨いで、「クラブ温泉」で入浴し、今夜も野宿。

3AMには、概ね眠っていたのだが、

「ミーちゃん?どこ?ミーちゃん、いるの?」

というか細く甲高いおばあさんらしい主が発するような声がする。
猫が公園に逃げて探している、というシュチュエーションが想像できるのだが、ミーちゃんはおろか、声の主であろう方の姿も見えない。

なのに、耳元で声はする。
目を開けて、周囲を見渡すが、誰もいない。
という怪奇現象が起こる。
一瞬怖い!と感じたのだが、疲れもあって起き上がれない。

結論的に言えば、恐怖よりも睡魔の方が勝つ。
「ミーちゃん」が三沢光晴で、三沢選手の御母堂が現れていた可能性もある。可能性だけは無限にある。
ちなみに、僕が聞いたことのあるレスラーのお母様の声は、リングスの会場に響き渡った高坂剛を「つよしー!」と応援する声だけである。そして、高坂剛の声質は、ダンカンとそっくりである。

いずれにしてもこの事件は、天満橋内田百閒『ノラや』的幻聴事件として、記憶されるべきだろう。ではないだろう。

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涼み処を探す

翌日曜は、7時前からウーバー稼働。

うだるような暑さとの闘いは続く。

中通りかかった、中津の高架下には冷凍倉庫があるらしく、子どもたちが「すずいーー!」と冷気と戯れていたので、齢46のオッサンも一緒に冷気を浴びる。すずいー。

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昼過ぎには、暑さで朦朧としてきたので、「船場センタービル」に入り、ベンチで休憩。

冷房が適度に効き、しかもほとんど人影がない。
よって、落ち着くこと山の如し。

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冷気の在処

20時過ぎまで配達をして、コインランドリーで臭みに溢れた洗濯物をやっつけ、今晩は西成に戻り「パークイン」に投宿。

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クーラー付きの部屋をお願いしたら、なんと
冷蔵庫
が、設置してある!

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しかし、どうしたって三畳一間のスペース内に、冷蔵庫を置くのはアクロバティックな所業。

ドアの真ん前、靴の横に置かれている。
無理がある。

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でも、やるんだよ©︎根本敬

だって、こんな風でも冷蔵庫は欲しいでしょ?
という「パークイン」さんの暖かさが、冷蔵庫が放つ冷気となって、僕を包み込むのであった。

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企画の報酬

続く、月火水。

月曜恒例の福岡オンラインMTGの時刻になっても、連絡がない。
プロジェクトの中心である、天才クリエイター女史も開催の有無がわからないとのこと。
この頃は、全く持ってブログの更新を放擲していたので、女史にも心配してもらう。大丈夫!なかなか死なない。死ねない。

結局、夕方になって「今日は、会議無し」との連絡。
だから、早めに言えや。

木曜の名古屋zoom打ちを、こんな小童の都合で水曜に変更してもらい、昼間に3時間ほど会議。

企画をタネを転がしていく、という雑談を膨らませていくもっとも得意なパターンで、調子こいて喋る。語るに落ちる、でなければ良いが。

名古屋案件のギャラが振り込まれて、心底嬉しかった。

「安くって申し訳ないですけど、お納めくださいー」

の「お納めくださいー」の部分をzoom参加者みんなで輪唱してくれた。
やっぱり、馬鹿にされている。間違いなく。

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収入

40,433円(Uber
40,015円(名古屋案件)

 

使った金額

8/21
リストキーコイル:737円
チケット代:5770円
配信チケット:2000円
配信チケット:3500円
メロンクリームサンド:96円
メロンクリームサンド 草津メロン:106円
天ぷら:255円(二個分)
塩こんぶおにぎり:88円
味付手巻 コーンバター:88円
おにぎり枝豆ひじき:88円
明治・オリゴバニラ&チョコ:106円
ぼんち・ぼんち揚げチキンラーメン味:127円
メロンクリームとホイップのツインシュー:108円
メグミルク・フルーツ:127円
烏龍茶:181円
黒烏龍茶:108円
塩ライチ&ヨーグルト:100円
サンガリア・まろやかフルーツ&ミルク:80円
サントリー・うめ塩ソルティ:140円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:800円(二個分)

8/22
宿泊代:5700円
Tシャツ代:9362円
コインランドリー(洗濯+乾燥):1300円
キッチンオリジン・小ねぎサラダバリュー:265円
キッチンオリジン・ガーリックバリュー:265円
ナゲットレギュラー:108円
ふっくらとろーりたこ焼き:343円
さんま竜田揚げ:267円
ポテロング しお味:149円(二個分)
イカ・南国白くまモナカ:171円
赤城・ブラック:63円
マスカットフラッペ:322円
世界のキッチンから ソルティライチ:171円
アサヒ・濃いめのカルピス:216円(二個分)
烏龍茶:151円
メグミルク・フルーツ:117円
烏龍茶煌:117円
いろはす 黄金のパイン:140円
サントリー・うめ塩ソルティ:100円
レジ袋:1円
レジ袋:2円
レジ袋:4円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:800円(二個分)

8/23
貯金:10000円
高速バスチケット:17000円(二名分)
Tシャツ代:6215円
おにぎり:315円(二個分)
パンケーキ レモン&バニラ:110円
ランチパック メンチカツ:119円
香り広がるガーリックバター:136円
ミニマドレーヌ:84円
訳あり割れおかき黒豆:430円
おせんべい本舗こわれ青海苔:192円
コカコーラ・アクエリアス1日分のマルチビタミン:160円

8/24
じゃがバターリング:108円
タルタルソースとフライ:148円
からあげサンド:238円
ロングスティック:96円
ミックスサラダ:216円(二個分)
野菜が摂れるクラッカー:171円
うに揚げせん:127円
濃厚コンポタせん:108円
ばかうけ揚せんカレー:108円
玉林閻・グリーンソフト:160円
カオスなミックス:108円
バナナオーレ:96円
アサヒ・十六茶:171円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:400円

8/25
モバイルバッテリー:1280円
自家製惣菜:300円(二個分)
チキンカツバーガー:53円
おにぎり:190円(二個分)
キャベツミックス:147円(二個分)
コーンサラダ:73円
森永・ビヒダスのむヨーグルト:158円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:400円

 

所持

17,308円