2021年3月28日。
二日連続して、漫画喫茶「快活CLUB」で目を覚ます。
ビルの9階から外を眺めると雨であった。
「日曜で雨模様」
となれば、ウーバーイーツの注文が入りまくるはずである。
午後から強くなるという予報だった為、午前中だけ稼働しよう。
天気予報で気にすべきは、
「雨が降るかどうか?」
よりも、
「どの程度降るか?」
という雨量の方だろう。
春雨じゃ濡れて行こう!程度の雨ならば無問題だ。
かつての天気予報に比べ、近年の予報は降水量へのそれも的確さを増しているように思う。
進化は偉大。
結果、9時〜10半までの90分で、「雨クエスト」を含む¥4,715を獲得。
失敗した時の身の処し方
ところで、今日の配達では少しのトラブルを経験した。
梅田の老舗喫茶店に料理を取りに行った時。
ウーバーイーツの配達員は通常、アプリに表示されたアルファベットや数字のランダムなパターンで構成された注文番号を店側に伝える。
その番号を双方が確認し、配達員は料理を受け取り、配達を開始する。
この際、慎重なお店であれば、「クリスピーチキンと生姜焼き弁当ね!」といった具合に料理の品目も確認する。
大事な姿勢である。共感できる。
しかし、大概のお店は番号のみを確認する。
まあ、それでも大きなトラブルはないのだろう。
この時の、梅田の老舗喫茶店で対応してくれた女性の店員は、明らかに私用と思われる電話の片手間で確認作業をしていた。
コチラが「この番号で合ってますか?」と念を押しても、手の先をチョロチョロと動かし「サッサと行け!」という風であった。
商品を受け取り、配達先に向けて5分ほど自転車を走らせた時、スマホに着信。
未登録の番号であったが、「西成現金労働の連絡かも知れない!」と即座に受けてしまう。
配達中の着信に関して言えば、ロクな事はない。
第一、走行中のことも多い為、僕は無視することも多い。
仮に、「商品が間違っていた」といった連絡だとしても、番号を確認し受取り作業を正常にこなしている配達員の側に責任は無い。
正しい注文内容を店側が被る形で補填すれば良い。
しかし、電話を取ってしまった。
案の定、先ほど料理を受け取った梅田の老舗喫茶店からであった。
「ごめんなさい!料理を一品渡し忘れていました」
「そうですか。。わかりました、もう一度伺います」
電話を取ってしまったから、仕方がない。
これも西成現金労働の余波。
じゃないか(笑)
来た道を戻り、店に声をかけると先ほどぞんざいな対応をした女性店員が現れ、
「ごめんねー。これもお願いします!」
と追加の商品を渡してくる。
「わかりました。お店側から、お客さんに配達が遅れる旨を伝えてもらえますか?」
「そんなこと出来るの?」
「お電話差し上げれば良いと思いますが」
「わかったー。やっておくわ」
なんか、ムカつくな。どうでもいいが。
そして、
「迷惑かけたから、これ持って行ってーー」
と見たことのない位ミニサイズのミニミニ缶コーラを渡してくる。
「いらないです」
「だって、悪いもーん」
小学校以来の親友か。どうでもいい。
「お願いお願い、持って行ってーー」
「結構です。邪魔になるので」
「こんな小さいから大丈夫でしょ?」
そんな見たことない位小さいミニミニミニコーラだから要らないんだ。
そんなミニミニミニミニな贖いでテメエの贖罪意識を埋めようとする態度を要らない、と言っているんだ。
2リットルサイズでも要らないが。本当に邪魔だし。
「そーう。ごめんなさいね」
「さようなら。もう、コチラの配達は受けないようにしますね」
配達員はアプリ上で、受け取りに行きたくない店はキャンセルできる。
この梅田にある老舗喫茶店には二度と行かない。
なぜ、「ゴメンねー」と連呼する前に、己の精神的負担を最小限にする為のミニコーラ缶を手にする前に、自らが確認作業を怠ったことの責任に触れないのだろうか。
理解できない。
どこにでも愚かな人はいる。
愚かであることは罪ではない。愚かな自らの行いを認め、悔い改めることの出来る人でありたい。
ゴアテックスを洗う
山着としての大定番ゴアテックスの上下、数着をコインランドリーで洗うことにする。
まだ午前中だ。休日らしい行為だなぁ。
天満周辺のコインランドリーをいくつか探すが、どのランドリーも、「自動で洗剤・柔軟剤が投入」される洗濯機ばかり。
西成のコインランドリーより発達してる。
しかし、ゴアテックスを洗う際にはありがた迷惑である。
なるべく専用の洗剤を使用したいし、柔軟剤など使ったらば、生地に残留し寿命を早めてしまう。
でも、こんな都会には、ありがた迷惑な押し付け親切な洗濯機しかない。のか。マジか。
雨はどんどん強さを増しているし、少なくとも柔軟剤が自動投入されない洗濯機を探し出し洗濯する。
ゴアテックス衣料は、乾燥をかけることで撥水性が復活すると言われている。
乾燥機までを回す間、小一時間かつて一年数ヶ月暮らした天満の街を散策する。
もうこの街で眠ってはいない。家はない。ベランダもない。テレビもねぇ、ラジオもねぇ、お巡り毎日ぐーるぐる。
コインランドリーの軒先でタバコを吸いながら、どこか遠いところに来たような気がしていた。
新しい宿に泊まる
せめて、安宿探訪の新展開くらいはゴーズオンせにゃならん。
天満の駐輪場に自転車を停め、地下鉄を乗り継ぎ動物園前駅へ。
¥1300の宿、「ホテル ウエスト」に。
ベッドだ!
新機軸!
宿泊の感想は、また今度ゆっくり。
今日も、お慰みの湿布を痛めている腰に貼る。
なんやかんや疲れた。
明日は休息日としよう。
そう言えば、買い物に行った「スーパー玉出」で、最高に美味い
ガリガリ君リッチほとばしる青春の味レモンヨーグルト味
は、僕が買い占めました!
レジのおばちゃんに、
「このガリガリ君って、もう在庫ないですか?」
と聞いたら、
「ああ、コレまだあったんだぁ。去年から残ってた気がする」
と言っていました。
西成には、お宝が眠っている。
使った金額
漫画喫茶宿泊代:2220円
宿泊代:3900円(三泊分)
コインランドリー(洗濯):300円
コインランドリー(乾燥):300円
交通費:230円
駐輪場代:150円
ハイチュウ・ウマイチュウみかん味:103円
不二家・洋菓子屋さんのスフレ:106円
ガリガリ君リッチほとばしる青春の味レモンヨーグルト味:211円(二個分)
かしわ天:137円
野菜かき揚げ:255円(二個分)
アイスティー微糖:100円
食事の脂にこの1杯。プーアル茶×烏龍茶:171円
午後の紅茶:192円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:400円
所持金
20,624円