2021年5月7日。
今日も「ブログの正常化」を目指して、宿にこもりパソコンと向き合う。
使用しているMacBookAir(二世代前のヤツ)のバッテリーの調子が悪く、常に通電していないと継続して使えない。
通電を止めると、いきなり落ちたりする。
逐次保存をせずに書き進めるのは、それはそれでスリリングでサスペンスフルではあるが、それはそれは恐ろしいので、出来ない。
なんか世の中にはもっと軽いのとか、小っちゃいのとかあるって言うじゃないですか。
chromebookみたいなの。
買えないけども。
一生、四角い箱の中
天気の方もあまりよろしくないようなので、ずっと万年床の上でキーボードを叩いていると、三畳一間のこの安宿の中で、ずーーーっとこうして過ごすのも悪くないと思えてくる。
むしろ、これまでもずーーーっとこうして過ごしてきたとも思う。
名優怪優として知られる、伊藤雄之助の歌に
『四角い函』
がある。
ずいぶんせっせと働いたけど
結局 四角い函の中
日がな一日働いたけど
結局 四角い函の中
作詞:ほむら遥
作曲:原田良一
唄:伊藤雄之助
家も学校も会社も病院もホテルも刑務所も車も、そして棺桶も「四角い箱」。
結局、人間は四角い箱から出られずに死んでゆく。
途中挟まれる台詞はもちろんのこと、つぶやくように歌う伊藤雄之助の名演が、生きることの切なさをこれでもかと訴えかけてくる。
四角い箱から抜け出そうと人は新しい挑戦をするのかも。
結局、西成安宿という四角い箱の中で、これを書いている訳ですが。
ちなみに伊藤雄之助は嶋田久作のお父さんです、というのは濱田岳が火野正平のお子さんです、と同じで嘘。
こうして似たような顔の役者が時を経て現れるというのは、世間に必要とされる役者のパターンが実は数種類しかないことの証左かも知れません。
杉作J太郎先生によれば、菅田将暉は「二代目・石立鉄男」らしいです。
途中、飲み物とタバコを買いに一瞬外出しましたが、物の見事に書き作業だけをして、1日が終わりました。
そんな西成暮らし。
結局、四角い箱の中。
使った金額
アクエリアス・1日分のマルチビタミン:160円
紅茶花伝 ミルクティー:90円
タバコ・アメリカンスピリットメンソール9mm:400円
所持金
524円