2021年5月12日。
朝から雨である。
どうにも身体がダルく、布団から起き出すこともままならない。
結局、ズル休みに限りなく近い胸の内で横になり続ける。
働きたくねぇなぁ。ああ、働くのイヤだ。
とどのつまり、怠け者。
飽きもせず、DMMブックスで漫画を読み、youtubeで大谷翔平の三刀流を見て、昼過ぎに外出。
緩みきった絶食ルールをまたしても破り、ラムネや駄菓子を購入。
美味そーうー。金銭的に見れば、普通に飯モノを買った方が良い気もするが、なんとなくの罪悪感で菓子にする。菓子の方に罪悪感を感じないという不感っぷりが謎。
100本ノック・経過
雨模様の際には、路上から人が消え、雨露をしのぐ軒先にたたずむ人も多い。
「雨ですね。仕事するのヤですね」
「そうやな。どっかで残飯パチってきて、晴れるの待ったらええねん」
西成に居ながら、陽の高いうちに街をうろついている新参者と熟練のおっちゃんの拡がらない会話。その一部始終である。
緊急事態措置の延長
大阪では、一旦5/11までとされていた緊急事態措置が今月いっぱいまで延長された。
アーケード商店街も、あいりん地区の商店もシャッター降りっぱなし状態。
各店舗の商店主の方々も、いいかげん延長の連続で、新たな貼り紙を作るのが鬱陶しいのか、既存の文面に書き加えて対応されている。
2枚貼るのはめんどくさい。
ので、「/」で書き直すパターン。
「11」を「31」に書き直すパターン。
「1」は「3」に直しやすい。
「3」を「8」にするよりは難しく、「2」を「9」にするより簡単に思える。
領収書もこうやって改竄していこう。
COVID-19を武漢ウイルスと呼んでいる人たちは、イギリス変異株やインド変異株のことをしてかの国を攻撃はしないのだな。
会社員勤めの頃、何度か通った南森町のカレー屋店主が、武漢ウイルスと連呼するので、大概気になったので「その言い方好きですね!」といくらか嫌味を込めて話しかけたら、そこから恐ろしい勢いで中国ヘイトが溢れ出し、陰謀論バリバリの独演会になってきたので、「僕、産まれが中国なんですよ。あんまりそんなこと言わんでくださいよぉ」と適当なことを言ったら、「いや、あなたはいいんですよ!国がねー。どうもねー」と少し日和ってしまった。差別的言辞を弄する人が、「でも、韓国人の友達はたくさんいるんですよ!」みたいにエクスキューズする態度まんまで滑稽であった。
とっても美味しいカレーを出す店なので、技術や成果物と、それを産み出す人柄は必ずしも良心的平衡を保てないのだなぁ、と思った。
ほとんど金を使わない毎日
西成暮らしは、宿泊代を最低限稼ぎ、食費を抑えれば1週間10,000円で事足りる。
なんとでもなる。
新世界の居酒屋には、こんな貼り紙があった。懸賞首。
いろんな稼ぎ方はあるようだ。バウンティハンター。
コロナの影響で眠り続けているように見える西成。
今、働いても酒も呑めない(呑まないくせに!)
使った金額
森永・大粒ラムネ エナジードリンク:171円(二個分)
トリプルチョコドーナツ:73円
ショコラコーンパフ・オレンジ:75円
紅茶花伝・ロイヤルミルクティー:94円
タバコ・アメリカンスピリット12mm:570円
所持金
3,351円